湯平温泉は大分県のほぼ中心に位置し、由布院温泉から車で30分ほどの谷間の
温泉郷です。温泉郷としての歴史は古く、開湯は鎌倉時代にまで遡ると言われて
います。現在もその名残を残す街並の骨格は江戸時代の後期に作られ、湯平温泉
のシンボルでもある石畳の坂道は約300年前に病魔退散を祈伏するため作られ
ました。
それ以後、湯治場として発展し、特に大正から昭和初期にかけて温泉場として一
時代を築きあげました。
現在でもその当時の面影を残す昔ながらの温泉場には、5つの共同浴場があり地
元の住民や温泉ファンに愛されております。
自然に囲まれた古き良き「ゆのひら」で、日常の疲れを癒していただければと願
っております。
金の湯
湯平温泉の中で最も歴史の古い温泉。横には飲用専用の源泉があり、胃腸病の特効果として有名。足湯あり。※2020年3月現在、休業中
中の湯
石畳の中ほどに位置する、浴場から、川と山がのぞめ景色のよい温泉です。浴槽は一つで男女日替わり(奇数日が女性・偶数日が男性)。
砂場
5つの共同浴場の中で真中に位置することから、中央温泉と呼ばれることもあります。川面より湯船の方が低く、以前は川底の砂地から温泉が湧出していたので砂湯と言われるようになりました。※2020年3月現在、休業中
銀の湯
昔は川の中にあり、銀粉のような白い結晶物が湯の中に混じっていたことから銀の湯と呼ばれる。足湯、飲泉場あり。
橋本温泉
大正11年、5つ目の共同浴場として造られた、現在は浴槽を二つに仕切られ、ぬるめと熱めみ仕切られています。湯平共同浴場の中では最も広く、ゆったり入浴ができます。※2020年3月現在、休業中